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2003年06月04日(水) 18時45分
札幌で検討会が被害者説明会−−アイディック節電器問題 ／北海道（毎日新聞）「電気代が３割以上安くなる」をうたい文句に、実際には効果がない節電器（商品名・省電王）を「アイディック」（東京都、任意整理中）が全国販売していた問題で、札幌弁護士会の弁護士で作る「アイディック被害対策検討会」（代表・八十島保弁護士）は３日、札幌市内で被害者説明会を開いた。各地から約８０人が参加。八十島弁護士が、アイディックや信販会社に対し、どのような法的措置が取れるのか説明し「被害者の多くが、消費者保護のための法律が適用されない事業者のため、損害回復にはむずかしい問題がある」と指摘した。 知人の勧めで２３万円の節電器を取り付けた空知管内南幌町の男性（７５）は「信販会社への支払いが９万円ほど残っているので、せめて今後の支払いだけでも止めたい」と話した。４４万円の節電器を付けた札幌市北区の理容業の女性は「だまされた。全額返してほしい」と訴えた。 検討会では被害状況をまとめ、集団提訴など今後の方針を決める。問い合わせは八十島法律事務所（０１１・２０４・８１０１）。【立松敏幸】（毎日新聞） |