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2003年06月03日(火) 00時00分
女児死亡は病院の救急遅れと賠償請求（朝日新聞・）交通事故で島田市民病院に搬送された女児（当時３歳）が死亡したのは、同病院の救急対応が不十分だったためだなどとして、両親が島田市などを相手取り、約６５００万円の損害賠償を求める訴えを２日までに静岡地裁に起こした。訴えによると、女児は０２年３月３０日、金谷町内の国道で、乗っていた乗用車が事故に遭い、島田市民病院に搬送されたが、約８時間後に肝臓破裂などによる出血のため死亡した。 女児は搬送後の血液検査で、肝臓の異常を示す数値が見られ、肝臓が破裂している可能性があったにもかかわらず、すぐに医師に検査結果が知らされなかったため対応が遅れた。また、女児の血液型が特殊で、輸血用に血液を特別に注文する必要があったのに手配が遅れ、手術も遅れて、腹腔（ふくくう）内出血により死亡したとされる。 同病院は「救命できなかったのは残念だが、当院に過失はなかったと考えている。公の場で相手側の誤解を解いていきたい」としている。 |
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