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2003年06月03日(火) 16時18分

ダスキン元会長、1億8千万円不正支出の疑い朝日新聞

 清掃用品レンタル最大手「ダスキン」(大阪府吹田市)の千葉弘二元会長(63)が社長当時の99〜01年、傘下にあるミスタードーナツの景品発注に絡み、部下に命じて1億8000万円の不明朗な資金を捻出(ねんしゅつ)させていたことが朝日新聞社の調べでわかった。この資金は、千葉元会長と関係が深い取引先にデザイン企画料名目で支出されたが、この取引に実体がないことなどから、元会長が任務に反してダスキンの財産を不正に流出させた疑いが浮上、東京地検特捜部が商法の特別背任容疑で捜査を始めた模様だ。

 この資金流出については大阪国税局が昨年、税務調査を実施。支払う必要のないカネで、所得隠しにあたると指摘し、追徴課税した。同社は既に約1億円を納税したという。特捜部は今後、ダスキン側の資金操作や使途などの全容解明を進めるとみられる。

 ダスキンから資金を受け取っていたのは、大阪市西区のデザイン会社「スパイス」。今年3月に会社は清算され、現在は存在しない。

 関係者らの話によると、資金提供の発端は、千葉元会長が、旧知の間柄のスパイス社長(58)から「借金で困っている。一生に一度のお願いだ」と頼まれたことがきっかけとされる。

 千葉元会長はその場で支援を了承し、ミスタードーナツ担当の同社元専務(62)に「うまいことやってやれ」と資金捻出を指示したという。

 ミスタードーナツでは商品の購入額に応じて「ラッキーカード」を渡し、カードの点数がたまると客に景品を提供するキャンペーンを定期的に実施。この景品の発注に絡んで資金を回すことが決まった。

 具体的には、景品1個当たり「デザイン企画料」の名目で3円程度を上乗せし、景品を製造した大阪府内の会社を通じてスパイス側に資金を提供。スパイスは、仕事の実体がほとんどないのに01年3月までの2年間で1億8000万円を受け取り、借金の支払いなどに充てたという。会社の清算により、1億8000万円がダスキンに戻ってくる可能性はなくなった。

 千葉元会長とスパイスの社長は20年来のつきあいで、海外旅行やゴルフを一緒にする間柄だった。しかし、単なる知り合いの会社のために、取締役会などに諮らずに会社の資金を流出させており、関係者からは「公私混同で、商法の特別背任にあたる疑いがある」との指摘が出ている。

 千葉元会長は不明朗な取引が始まった当時の社長。その後会長を兼務したが、ダスキン加盟店との関係がこじれるなどして01年6月に辞任した。

 スパイスの社長は朝日新聞の取材に「経営が厳しかったので、長年付き合いがあった千葉会長に泣きついた。企画の仕事はしたが、受け取った1億8000万円に見合う仕事ではなかった」と説明している。

 ダスキンの広報担当は「そういう事実について初めて聞いた。コメントしようがない」と話している。(06/03 03:02)

http://www.asahi.com/national/update/0603/008.html

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