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2003年06月03日(火) 00時00分

宮越商事 相沢衆院議員が顧問 東京新聞

 株乱売が発覚した有機食品販売会社「ジェーシープランニング」(JCP、東京)を事実上支配している東証一部上場の電気機器販売会社「宮越商事」(東京)の顧問に、元金融再生委員長の相沢英之衆院議員(83)=自民党、鳥取2区=が就任していたことが二日、明らかになった。相沢議員側は顧問に就いている事実は認めたが、顧問料の有無などは「一切コメントできない」としている。

 JCP関係者らの話では、相沢議員は一九九五年ごろ、宮越商事の顧問に就任。現在まで約八年間にわたって顧問を続けてきた。

 売り上げが低下し、巨額の経常赤字を抱えた宮越商事が、立て直しのため旧大蔵省出身で金融機関への影響力を持つとされる相沢議員に白羽の矢を立てたのがきっかけとみられる。

 相沢議員の藤永武光政策秘書は、JCP株の乱売について「事実関係が分からないので、何とも言えない」と説明。顧問としての仕事内容や顧問料や金融機関に対する口利きの有無、顧問に就いた経緯などについて「答えなければいけないことでない。コメントはできない」と話している。

 相沢議員は旧大蔵事務次官を最後に退官。一九七六年に衆院議員に初当選し、当選九回。第二次海部内閣で経済企画庁長官、森内閣で金融再生委員長を務めるなど、経済・財政通として知られている。

 宮越商事はこれまで株が仕手株となったり、民事訴訟で関連会社の詐欺が認定されるなど、たびたび不透明な実態が指摘されてきた。株を乱売したJCPとは直接の資本関係はないが、同じビルに本社があり、宮越社長が重要事項の決裁権を持つなど事実上の支配会社となっている。

 宮越商事とJCPは、いずれも本紙の取材に応じなかった。

    ◇

 宮越商事は二日、板倉啓太管理本部長名で「当社はJCPとは資本関係や人的関係はもとより営業上の取引もなく、JCPは当社の子会社ではない」と発表した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030603/mng_____sya_____008.shtml

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