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2003年06月02日(月) 22時23分
虫垂炎手術ミスで腸閉塞、病院に賠償命令 東京地裁（朝日新聞）虫垂炎の手術ミスが原因で腸閉塞（へいそく）を１１回も繰り返したとして、東京都練馬区の男性（３９）が西東京市の「佐々（さっさ）総合病院」を運営する医療法人社団時正会（じせいかい）を相手に約２５６２万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２日、東京地裁であった。片山良広裁判長は「虫垂手術のミスで内出血が起こり、その血を止めようと再び手術して腸閉塞となった」と因果関係を認定。病院側に慰謝料や治療費など８２４万円余の賠償を命じた。 判決によると、男性は９３年３月、急性虫垂炎で同病院に入院し、虫垂切除手術を受けた。その後、腹部で内出血していることが分かり、３日後に再び開腹し、止血手術を受けた。翌月から９９年６月にかけて、腸の一部が癒着して狭くなる腸閉塞を発症し、入退院や手術を繰り返した。(06/02 22:23) |