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2003年06月02日(月) 00時00分

盗難通帳で引き出し 新たに20人提訴へ 東京新聞

 盗難通帳が使われ預金が引き出されたのは金融機関の責任だとして、被害者二十人が二日、UFJ、東京三菱、みずほ、三井住友、りそな、埼玉りそなの各大手都市銀行を含む十二の金融機関を相手取り、総額約一億一千万円の返還を求める訴えを、東京、名古屋両地裁などに起こす。

 預貯金過誤払い被害対策弁護団によると、同様の集団訴訟では昨年九月を皮切りに、これまでに七十人余りが計約五億円の返還を求めて、各地の裁判所に提訴。新たな訴訟の原告らもピッキング盗などに遭って通帳を盗まれ、通帳に押印されていた印影から印鑑を偽造され、一九九八年から今年にかけて預金を引き出された。

 弁護団によると、ある女性は昨年十二月、東和銀行桐生支店で百七十万円を引き出された。来店者が払戻請求書に記入した住所は届け出住所と違っていたが、銀行側はその場で住所変更の手続きを勧めた上で、名前と印影の照合のみで払い戻しをしたという。

 弁護団の野間啓事務局長は「伝票の住所や名前に誤りがあるのに、漫然と払い戻しているケースが多く、預金者かどうかの本人確認をしているとは言えない」と話す。

 弁護団には、これまでに約二百三十件の相談が寄せられ、被害総額は約十四億円に上っている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030602/mng_____sya_____008.shtml

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