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2003年06月01日(日) 19時15分

ヤミ金や高額ローンの現状報告 近江八幡 多重債務問題シンポ京都新聞

 多重債務問題をテーマにしたシンポジウム(滋賀県、県金融広報委員会主催)が1日、近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センターで開かれた。市民や民生委員、行政関係者ら約350人が参加、多重債務問題解決の糸口を探った。

 「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」事務局長を務める木村達也弁護士が「深刻化する多重債務問題」と題し、基調講演した。

 木村弁護士は、複数の借金を抱える多重債務者は国内に約150万人いて、昨年は約33万人が調停、約21万人が自己破産した現状を報告した。このうえで、違法な利息を取るヤミ金融の実態や多額のローンで高額な呉服を買わされたお年寄りなどを例にして「契約自由、市場経済の建前のもとに弱者が食い物にされている」と強調した。

 このあと、木村弁護士を進行役に、高嶌英弘京都産業大法学部教授、消費生活アドバイザーの西尾久美子さん、土井裕明弁護士らがパネル討論。問題解決に向けて「消費者教育が必要」「相談や助成など公的支援制度を整備すべき」「社会保障を充実すべき」などの提案があった。

 会場の参加者からも、メディアの広告を批判する意見や「借りた者が悪いという固定観念をなくすべき」など活発な意見が出された。

(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030601-00000005-kyt-kin

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