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2003年05月30日(金) 18時50分

主要なホットスポット導入地点はカフェで、ホテルがそれ続く——In-Stat/MDR 調査レポートjapan.internet.com

株式会社データリソース によると、米国の調査会社 In-Stat/MDR が2003年5月14日、新刊レポート「ホットスポット:将来性と課題」(Hotspots: More Hype than Hip)を発表した。

レポートによると、ホットスポット数や種類でホットスポットの市場範囲が変化してきており、トップクラスの固定回線事業者やモバイル事業者などのプロバイダは、ホットスポットのビジネスモデルをいまだ模索し続けている。

現在までのところ、ホットスポット利用は伸び悩んでおり、この3年間で、世界のホットスポット利用地点数は数百から数万に増加しているが、ロケーション当たり、1日当たりの接続数は同じペースでは伸びてはいない。ことにカフェや小売店では特に低いレベルに留まっている。

In-Stat/MDR シニアアナリストの Amy Cravens 氏は以下のように述べている。

「ホットスポットの利用が低調なのは、ユーザーにまだよく認識されていないこと、ターゲットを絞らずに設置したこと、料金がユーザーが思っていたより高いことなど、さまざまな要因による。プロバイダは料金体系の見直しなどを行っているが、課題は残る」

有力な新規参入者になりうるところもそれゆえ、市場参入に慎重である。固定回線事業者やモバイルオペレータは試験サービスを行って市場を模索しているが、いまだ本格的参入に踏み切ってはいない。

さらに、WLAN を積極的に導入しようという企業と、非常に懐疑的もしくは保守的であるプロバイダもあり、WLAN がどのように 2.5G/3G サービスと統合されるかについても、その予測はさまざまだ。

ともあれ、集中的な利用地点の展開と、企業のリモート接続にホットスポット接続が統合されるなどの適切な戦略があれば、ホットスポット市場はその関連企業とともに繁栄するようになるだろう。

また、レポートは、以下のように報告している。

新規参入社がためらっている間に、卸売りなどの新しいビジネスモデルが導入されて市場を再形成しつつあり、北米の Cometa や英国の Cloud などが、既存のプロバイダ以上に大きな実績を作るだろう。

WLAN の認知度が向上して、ラップトップに埋め込まれて利用され、標準化が進めば、ホットスポットの利用も促進されるだろう。世界の有料ホットスポット市場は、2002年の1万2,235か所から2007年には14万5,417か所に増加するだろう。

今後も主要なホットスポット導入地点はカフェであり、ホテルがそれに続くだろう。


[japan.internet.com:最新ITニュース]
http://japan.internet.com/ (japan.internet.com)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030530-00000022-inet-sci

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