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2003年05月30日(金) 00時00分

イベントや新会議室で活性化目指す 電子会議室「e−デモクラシー」開設1周年 電子会議室「e−デモクラシー」をPRする県職員ら=津市の県庁で 東京新聞

 インターネット上で県政の課題を論議する県の電子会議室「e−デモクラシー」が三十一日、開設一周年を迎える。これまでのアクセス数は約十七万八千件で予想を上回ったが、会議に参加する会員は九百人にとどまっている。発言者も固定しており、寄せられた意見が施策に反映されるまでには至っていない。県は若者向けの会議室を開設したり、記念イベントを企画したりと、あの手この手で活発な議論の再燃をもくろんでいる。

 同会議室は時間、場所の制約をなくし、立場、年齢を超えて地域の問題を自由に議論し自治意識を高めてもらおうと、昨年五月末にスタート。教育や地域づくりといったテーマを設定し、一般の人は興味のあるテーマに会員登録して意見を送信する。

 開設日は二千十九件のアクセスがあり、百五十五人が会員登録したが、六月半ばに同会議室がウイルス感染したメールを会員に送信するなどのトラブルもあってアクセス数は低下。テーマも、最も多かった時期で八つと限られ、発言が一日一件だけという日も。

 最近はテーマが四つに絞られ、新規の登録者数も減少。県が委託した会議の進行役の発言ばかりが目につくテーマもあり、会員からは「携帯電話などから気軽にアクセスできず、使い勝手が悪い」「意見を書きたいと思うテーマがない」という批判が寄せられた。

 こうした声を受け、県は若者をもっと取り込もうと、三月には携帯電話から参加できる「e−デモジュニア」を新設。参加者が自由にテーマを決められる「県民エリア」も夏ごろまでに立ち上げる計画でいる。

 一周年当日の三十一日は、午前十時から四日市市や明和町の街頭でPR活動をするほか、午後一時からは県庁に集まった参加者に生の議論の場「フリートーク」を用意。内容は後日、ネットで紹介する。県は「積極的にPRして、多様な意見交換ができる場にしたい」としている。

 e−デモクラシーのアドレスはhttp://www.e-demo.pref.mie.jp/


http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20030530/lcl_____mie_____000.shtml

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