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2003年05月30日(金) 11時12分

詐欺容疑で投資グループ「アルビアン」元会長を指名手配朝日新聞

 ザクロジュースや健康水の販売事業などへの投資を募り、多額の資金を集めていた投資グループ会社「アルビアン」(本社・東京都港区)の元会長らが、架空の投資話で金をだまし取ろうとしていた疑いが強まったとして、愛知、鹿児島、青森県警と警視庁の合同捜査本部は30日までに、江口正紀(せいき)・元会長(56)を詐欺容疑で全国に指名手配した。

 捜査本部は、アルビアンの投資話や会員勧誘、金の使途など、同社の事業や計画すべてについて、江口元会長が指示をしていたと判断。同社の4人の幹部とともに詐欺容疑で逮捕状を取ったが行方をくらましたため、指名手配に踏み切った。

 江口元会長は、昨年5月に同社が出資法違反容疑で家宅捜索された後も、財団法人「農林科学研究所」(東京都新宿区)の関連団体「生涯現役」を設立。実質的な代表として、マルチまがいの手法で新たに90億円もの資金を集めようとしていたことが、朝日新聞社の調べで分かっている。

 合同捜査本部の調べによると、江口元会長らは01年5月ごろ、全国に5万5000カ所の販売網があると宣伝。販売スタンド1台あたり3000円を出資すると3カ月後から1年にわたって毎月400円の配当が得られる契約を結び、愛知県内の投資家ら十数人から約1億円を集めた疑い。

 アルビアンは、健康水販売への投資で資金は1年で2倍以上になると説明していたほか、衛星を使った定額で使い放題の携帯電話事業など、次々と新事業をPRしたが、01年11月に破綻(はたん)。捜査本部は02年5月、16都道県、約40カ所を出資法違反の疑いで捜索し、押収した資料を分析していた。(05/30 11:01)

http://www.asahi.com/national/update/0530/012.html

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