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2003年05月30日(金) 11時33分

Office値下げはMSの内的圧力の結果?ZDNet

 Microsoftは5月27日、Office製品の値下げを発表したが、これは外部との競争よりも、むしろ内的な圧力に対応したものだとアナリストは指摘している。

 同社は昨年、Office XPの教育版を149ドルで発売。この価格は当時でOffice XP標準版の価格を300ドル以上下回っていた。Microsoftや小売業者は教育版の販売対象を教師と生徒に明確に限定しておらず、Office XPの売上の大部分は教育版が占めていた。

 調査会社Directions on MicrosoftのアナリストPaul DeGroot氏は、教育版はOffice XPの市場を拡げる上では成功だったが、ビジネス顧客向けの価格改定がないために、この差を納得させることが難しくなってきていると指摘する。

 「Microsoftが最大の顧客から徴収しているよりもはるかに安い価格で小売製品が手に入るようになっている。これはビジネス界の常識に逆行するものだ。もし店に行って椅子を1000脚購入したら、1つしか購入しない客よりも良い価格を期待するのが普通だ。Microsoftはこのジレンマを抱えているのだと思う」とDeGroot氏。

 また、Microsoftはコンシューマーと企業に向けて、ソフトのアップグレードが必要だと納得させることがますます困難になっていると指摘するのは調査会社ARSのアナリストToni Duboise氏。

 「過去数年で、OSやソフトをアップグレードする利点が大幅に薄れているというのは秘密でもなんでもない。過去には、1つのバージョンから次のバージョンへの移行には大きな利点があった。しかし今ではもうそのようなことはない。2000からXPへの移行は支払う金額に見合ってない」と同氏は話している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030530-00000015-zdn-sci

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