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2003年05月30日(金) 00時00分
無登録農薬使用農家 新たに５３戸判明 （東京新聞）一九八九年からことし二月までに、県内で外国製の無登録農薬が流通し、花き、ウド、イチゴの各生産農家計五十三戸がこれを実際に使用していたことが二十九日、県経営技術課の調査で分かった。また、県内の資材販売業者が無許可で無登録農薬を販売していたことも分かり、同課は、資材販売業者と各農家に対して口頭で指導した。同課によると、流通・使用された無登録農薬は花の成長を促進・抑制する植物調整剤や殺虫剤など計四種類計約二百十キロで「ジベレリン」や「ビーナイン」など十数銘柄。いずれも国内で使用可能な登録農薬とはなっていないが、成分は登録農薬と多少異なる程度といい、同課は健康への被害はないとみている。 外国製農薬の価格は、国内製の数分の一と安価なため、流通したとみられるという。 流通元は大阪府の農薬輸入業者で、この業者のほか茨城、群馬、新潟の各県の農薬販売業者が栃木県内の農家に販売していた。 一方、無許可販売をしていた県内の資材販売業者は、八九年から九〇年にかけて群馬県の業者から植物調整剤二八・三キロを仕入れ、花き農家九戸に販売していたという。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20030530/lcl_____tcg_____002.shtml |