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2003年05月29日(木) 00時00分

迷惑ちらし“撃退” 引佐の県道に新型電柱広告 東京新聞

 違法なちらしやビラなどの張り紙を簡単にはがすことができる新しい電柱広告が二十八日、静岡県引佐町の県道沿いにお目見えした。無数の突起を加工した透明なシートでポスター状の広告を巻き付ける仕組みで、のりやシールの“かす”が付きにくい。違法広告は、風俗や消費者金融など子供の育成や景観に悪影響を及ぼす物が多い上、撤去にかかる労力と費用が電話、電力会社や自治体の重荷になっているだけに、注目を集めそうだ。

 新しい電柱広告は、包装資材の開発販売を手掛けるモビックス(本社静岡市)が考案。静岡県内のNTT電柱広告を取り扱う東海広業(同)が採用し、約一年間、共同で耐久性や維持管理のしやすさを調べ改良した。

 シートはペット樹脂製で再利用可能。直径約三ミリ、高さ一ミリほどの突起が八ミリ間隔で成型されている。巻き付ける広告は、色あせしにくい特殊インクで印刷されている。

 東海広業によると、全国のNTT電柱広告では初めて設置。また、五年前の同県の屋外広告物条例改正で、色の使用規制が大幅に緩和されたことを受けて「初めて電柱広告にカラー写真を刷り込んだ」という。

 当面は試験的な設置にとどまるが「既に警察からも引き合いがある」とモビックス。従来のトタン製の広告に比べ、製作費は二倍程度かかるものの「環境に優しいペット素材を使っていることがポイント」としている。

 広告を出した同町の観光鍾乳洞「竜ケ岩洞」の戸田達也所長は「広告の幅が広がっていいのでは」と話していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/siz/20030529/lcl_____siz_____002.shtml

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