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2003年05月29日(木) 02時25分

携帯電話の普及 覚せい剤誘引? 未成年者の摘発急増西日本新聞

 【佐賀】 携帯電話の普及が覚せい剤に対する若者の好奇心を誘発—。覚せい剤取締法違反の疑いで摘発された県内の未成年者が、一九九八年から二〇〇二年までの五年間で十倍近くに増えていることが、県警生活保安課の調べで分かった。携帯電話で覚せい剤の密売人に連絡をとって入手するケースもあり、県警は「電話一本の気軽さが薬物への好奇心を高める一因になっているのではないか」とみて、六月から取り締まり強化に乗り出す。

 同課によると、同法違反容疑で摘発された未成年者数は、九八年が二人(全体の1・7%)、九九年十一人(同7・3%)、〇〇年十二人(同8・4%)、〇一年十五人(同7・8%)、〇二年十九人(同9・5%)と急増。全体の被摘発者数が増加傾向にある中で、全体に占める比率も大きくなっている。

 今年に入り摘発されたのは九人(二十七日現在)で、昨年を上回るペース。このうち、覚せい剤を所持していた容疑で逮捕された無職少女(17)は、密売人の携帯電話番号を知人を通して入手し、駅駐車場で取引していたことが分かった。

 県警は「密売人の携帯電話番号が出回っている可能性もある。摘発されたのは氷山の一角だろう」と指摘。出会い系サイトが絡んだ児童買春事件の増加と同様、携帯電話の普及が背景にあるとみている。

 県警は、六、七月を「薬物乱用防止対策期間」とし、未成年者を中心に街頭での取り締まりなどを強化する方針だ。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030529-00000005-nnp-l41

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