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2003年05月29日(木) 10時36分

ミュンヘン市、WindowsからLinuxへの移行を発表ZDNet

 独ミュンヘン市がコンピュータ1万4000台のOSをMicrosoftのWindowsからLinuxに入れ替えることを決議した。市議会は5月28日、約3000万ユーロ(約3500万ドル)をかけてこの移行を実施すると発表。さらにMicrosoftのOfficeから、オープンソースのOpenOfficeへの乗り換えも計画している。

 同市によれば、Microsoftは契約を維持しようと、各種特典や値引きを持ちかけ、最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏はスイスでのスキー休暇を中断してまでこの問題のためミュンヘン市長に面会したという。

 市議会の発表によると、Windows NTのサポート終了に伴い、LinuxとOpenOfficeをMicrosoftの製品と競わせた。このコンペが価格引き下げに役立ったとしている。

 この契約は、デスクトップコンピュータ関連という点でも特筆すべきものだ。現在に至るまでLinuxは主に、Microsoftの影響力がそれほど強くないサーバの分野で人気が上昇している。

 同市は2004年1−3月期にオープンソース技術の提供企業を選定する意向だが、今回の移行および候補となる製品の評価にあたっては、IBMとSuSEが支援を提供している。

 ただ、Microsoftもあきらめたわけではなく、「ミュンヘン当局を尊重しつつ、当社は引き続き当局と緊密に連携しながらミュンヘンの市民と企業のニーズに最もかなったプログラムと製品の追加提供を模索していく」とのコメントを発表している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030529-00000011-zdn-sci

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