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2003年05月28日(水) 00時00分

悪質訪問販売にご用心 山形で被害相次ぐ河北新報

 突然自宅を訪れて言葉巧みに高額商品の購入を迫る、悪質な訪問販売の被害が、山形市内で相次いでいる。公的機関を装ったり、本来の目的を告げないなどの手口が特徴で、市情報センターは消費生活緊急情報を出して注意を呼び掛けている。最近多発している事例をまとめた。

●事例1 保健師装う
 女性が突然訪れ、玄関先で「赤ちゃんはどうですか。赤ちゃんの様子を見せてください」「育児相談に来た」と話しかける。市など公的機関の保健師が来たと思い込んで自宅に招き入れ、子どもの話をするうちに高額な補正下着の購入を勧められる。
 市内では昨年10月ごろに頻発。不審に思った市民から市に問い合わせが相次いだ。中には多量の枚数の購入を勧められたほか、着用による内臓の圧迫や皮膚のトラブルもあったという。

●事例2 排水管点検
 市の委託を思わせるような口ぶりで「排水管の点検に来ました。自宅の排水管は自分で点検、管理する義務がある」と勧誘。その上で「高圧洗浄機で掃除する。機械を持っているので今日でないとできない」と点検、清掃の契約を迫る。
 3月ごろから市内で見られる手口。業者は複数存在し、金額は3万円前後が多いが、高圧洗浄機を使った場合、数十万円を請求されるケースもあった。「市が清掃、点検を委託することはなく、排水管や汚水ますに法定点検義務はない」(同センター)。

●事例3 催眠商法
 日中に各戸を訪問し、近所に日用品などの販売店を開業することを宣伝。「販売する商品を見てほしい」と住民を会場に集め、しゃもじやゴム手袋などの日用雑貨を無料で配る。その後「もっと良い物をあげます」と別の会場を指定、訪れた住民に十数万円もの健康器具の購入を持ちかける。
 首都圏の業者が、19日ごろから市内各地で行っているとみられる。特に高齢者の被害が多いという。
  ◇      ◇
 訪問販売の場合、契約日から8日以内に文書で解約することを通知すればクーリングオフが適用され、無条件で契約を取り消せる。同センターでは「商品の購入は家族や周りの人に相談してから慎重に決めてほしい。業者の呼び掛けにも簡単に応じないで」と注意を呼び掛けている。

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/05/20030529t53010.htm

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