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2003年05月28日(水) 20時17分
ヤミ金業者を一斉告発 出資法違反容疑などで３７０社−−弁護士１６人 ／京都（毎日新聞）京都弁護士会の弁護士１６人が２８日、ヤミ金業者約３７０社を出資法違反（制限金利違反）と貸金業規制法違反（無登録営業）の容疑で府警に刑事告発する。多重債務者を狙った違法金融業者を根絶するのが目的で、京都の弁護士が一斉告発するのは、今年１月に次いで２回目。ヤミ金は、都道府県などに登録しなかったり、登録しても出資法で規制されている上限金利（２９・２％）を大幅に超える金利で貸し付ける違法業者のことで、大手の消費者金融から借りることができない多重債務者を中心に被害が相次いでいる。 告発される業者は、京都や東京などで活動し、年利１０８％〜１万４２８％で貸し付けていた。告発者の一人で、京都弁護士会消費者・サラ金被害救済センター運営委員会委員長の中隆志弁護士は「電話や電報で脅迫的な取り立てを行ったり、家族や勤め先まで嫌がらせの電話をかける悪質な業者もいる。業者の所在地が不明で、弁護士でも十分な対策が取れないケースもあり、府警の徹底した捜査に期待したい」と話している。 【田村晃一】（毎日新聞） |