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2003年05月27日(火) 23時19分
給与ピンはね：実習生らの給与を強制貯金（毎日新聞）香川県坂出市の工場などで働くフィリピン人実習生に対し、多額の給与未払いがあった問題で、雇用していた川重坂出サービス（ＫＳＳ、坂出市）と葵工業（東京都中央区）が、実習生に実際に支払った給与の７５％をフィリピンにある両社の現地法人の口座に送金させたうえ、一部を強制的に貯金させていたことが２７日、分かった。給与を自由に使わせないようにすることで「逃亡防止」が目的だったとみられる。強制貯金は、労働基準法で禁じられている。 両社は、実習生と基本給１５万円を支払うという契約書を結びながら、実際には基本給約６万円で計算した給与しか支払っていなかったことが既に分かっているが、同社はその７５％をフィリピンの口座に送金させたうえで、毎月５０００円ほどを強制貯金させていた。貯金は実習終了まで引き出せなかったという。 葵工業の吉川晋平社長は「実習生の管理は必要。送金は、家族への仕送りを確保するためにしたこと」と説明している。【内田幸一】 ［毎日新聞５月２７日］ ( 2003-05-27-23:19 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030528k0000m040148000c.html |