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2003年05月27日(火) 00時00分

禁止薬使用養殖フグ 税金助成で廃棄朝日新聞・

  県が消費者団体代表や有識者をメンバーに発足させた「食品安全・安心委員会」の初会合が長崎市内で26日開かれた。議題はトラフグ養殖でのホルマリン不正使用問題となり、委員から批判が相次いだ。辻原俊博副知事は、ホルマリン使用歴があり出荷停止措置がとられている166万匹について、税金による助成を前提に廃棄させる方針を明らかにした。

  委員会には東京と大阪の消費者団体代表も特別委員として招かれた。東京の委員は「養殖業者はBSE(牛海綿状脳症)や雪印食品の問題で世の中が大騒ぎしているさなかにホルマリンを使用していたわけで信じられない。ばれたらどうなるか考えなかったのか」と業者を痛烈に批判。大阪の代表は「大阪はどの地区よりもフグを食べており、(ホルマリンを使った)フグの受け入れは困難だ」と述べた。

  長崎県立大教授の木村務委員は、未登録農薬の使用がわかった青森県のリンゴ農家の事例を挙げ、「全量廃棄し、農薬を使っていない農家のリンゴも全量調査して、消費者の安心確保と価格の暴落回避ができた」と安全性を巡る消費者との情報交換(リスクコミュニケーション)の重要性を訴えた。

  辻原副知事は「廃棄が消費者にとってわかりやすい。現在の166万匹の価値は10億円程度で、なんらかの助成措置も検討し、早期に解決したい」と述べた。

(5/27)

http://mytown.asahi.com/nagasaki/news02.asp?kiji=2669

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