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2003年05月26日(月) 08時38分

リッチメディア Eメール広告はまだ割高japan.internet.com

Flash や Java、Dynamic HTML などの技術を用いて製作するリッチメディア広告メールは、ユーザーの操作によって表示情報が変わるなど、インタラクティブな特性をもつが、Jupiter Research の調査では、受け取った側で正しく機能する例があまりに少ないうえ、要するコストが高く、Eメールマーケティング手段としては、実用性が低いという結果が出た。

同社の調査によると、HTML よりリッチメディア広告の方が有効なのは、大量に広告メールを発信する一部の広告主に限られるという。

Jupiter Research のアナリスト Nate Elliott 氏によると、リッチメディアによるEメール広告は HTML 広告に比べ、一般に3割程度コストがかかるにもかかわらず、リッチメディア広告メールが期待通り機能する受け取り手は、全体の30%しかいないという。なぜなら、AOL、Yahoo!、Hotmail ら大手 Eメールプロバイダーが、リッチメディアのコンテンツを含むメールに対応していないためだ。

コスト面を具体的にみていくと、Elliott 氏の試算では、Flash のリッチメディア広告メールを25万人に配信した場合4万3750ドルかかるのに対し、HTML メールだと2万7500ドルしかかからない。このように60%の価格差があるが、成約率や申し込み率を比較すると、HTML の0.25%に対し Flash が0.5%と驚くほどの差は生じていない。これを成約コストとして計算すると、HTML メールが1件あたり110ドルに対し、Flash メールは140ドルとなる。

つまりまだリッチメディア広告メールは傍流に過ぎない、というのが Elliott 氏の結論だ。リッチメディア広告メールがペイしているのは、大量の送り先リストを持っていて、なおかつ成約1件あたりの見返りが大きく、さらには広告の対象をたとえばエンターテインメント関連などに絞り込んだ場合などに限られるという。


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