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2003年05月26日(月) 00時00分

ネットトラブル 相談急増朝日新聞・

 「身に覚えのない請求書が届いた」「ヤミ金融で重ねた借金が10社を超えた」。8人の相談員の前の電話がひっきりなしに鳴る。熊本市水道町の県消費生活センターには1日約50件の相談が寄せられる。昨年4月から1年間では1万2363件と前年より2千件多く、過去最高を記録した。同センターは「インターネットなど新たな手法のトラブルが多い」と分析する。

 センターが開設した71年度の相談は606件。90年代に入って急増し01年度に1万件を超えた。最近、商品販売の勧誘にインターネットの出会い系サイトを使う例が出てきた。25歳の女性は、出会い系で知り合った男性にイベントに誘われ、行くと毛皮の展示会だった。「しつこく勧められて買ったが返品したい」

 相談内容別では、消費者金融やクレジットに関する相談が約3200件と最も多く前年の1・5倍、全体の4分の1を占める。2位は出会い系サイトなど携帯電話やインターネットのサービス関連が約1200件と前年の1・8倍。特に20歳代以下では最も多い。

 販売方法別ではヤミ金融業者に多いダイレクトメールなど「通信販売」が約2300件で前年の約2倍。これまで上位だった「家庭訪問」や「電話勧誘」を大きく上回った。

 最近は、架空の借金の返済や利用料の請求に関する相談が1日20件近くに達する。届いた請求書に覚えがなくても、「もしかしたら、アダルトサイトなどに接続したかもしれない」と考え、不安に陥る人が多いという。

 対処法として、(1)請求書に覚えのない場合は無視する(2)請求書に業者名、サイト名、利用日時など明細がなければ架空と判断して無視、など冷静な態度を取ることが大切だ。

 そのほか、独居老人や障害者を狙って羽毛布団などを売る例も多い。訪問販売などの契約をした場合は8日以内なら解約できるクーリング・オフ制度があり、「万一買った場合もあきらめないことが必要」という。

 同センターの松岡俊秀所長は「自分に必要のない商品は毅然(きぜん)とした態度を取ること。泣き寝入りする前に相談してほしい」と話す。相談は平日午前9時〜午後5時。電話は同センター(096・354・4835)。

(5/26)

http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=2408

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