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2003年05月26日(月) 14時44分

イラク戦争への思い、ネットで募り出版へ 「千人祈」朝日新聞

 イラク戦争をめぐり反戦・非戦の意思を言葉に表そうと、20代の男女3人がインターネットで募った投稿が、6月に1冊の本として出版される。本のタイトルは、言葉でつづる千羽鶴という意味をこめた「千人祈」。小学生からお年寄りまでの様々な言葉を、ホームページだけでなく「形」として長く残そうと考えた。

「痛みを感じることの出来ないリアルな戦争」

 「平和ボケしてる者の綺麗事(きれいごと)? 違う。平和の良さを知っている者の願いだ」

 本は、開戦からフセイン政権崩壊までの約3週間を、それぞれの日に届いた言葉を紹介した。同時に、戦況の変化と米大統領ら主要人物が発した言葉も、まとめた。

 元になったホームページは、さいたま市の学生、西沢直純さん(27)と、東京都大田区の会社員、大島智博さん(29)、目黒区の詩人、松尾友紀さん(23)の3人が、「ネットの世界に散らばる反戦や非戦の思いを一つにまとめよう」と、開戦から6日後の3月26日に開設した。

 最初の4日間で投稿は3000件を数えた。賛同者が、自分のホームページでも紹介してくれ、700人以上が「千人祈」へ移動できるリンクを張ってくれた。5月1日の米大統領の「戦闘終結宣言」を受け、募集を締め切るまでに、5000件以上の投稿が集まった。

 多くの人の思いや今回の試み自体を本として記録し、後世に伝えようと、知人の協力も得て、出版することになった。本の収益は、戦後復興や人道支援のための基金に全額寄付する考えだ。

 本は160ページ、1400円、6月上旬発売予定。希望者は、千人祈のホームページから予約のページへ。(05/26 14:44)

http://www.asahi.com/national/update/0526/020.html

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