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2003年05月25日(日) 19時39分

ネットで知り合い男女3人集団自殺か 京都のマンション朝日新聞

 京都市伏見区のマンションの一室で24日午後9時55分ごろ、男性1人と女性2人がベッドに横たわって死んでいるのを女性の家族の連絡で駆けつけた伏見署員が見つけた。部屋のドアは粘着テープで目張りされ、七輪が置いてあった。家族の話などから3人はインターネットを通じて知り合ったとみられ、同署は集団自殺したとみて調べている。

 調べでは、死亡したのは、この部屋に住む無職の男性(30)と名古屋市内のアルバイトの女性(21)、群馬県群馬郡内の無職女性(18)。3人は洋室のベッドに並んで横たわっており、ベッドわきに木炭の入った七輪があった。死後数日たっていて、いずれも一酸化炭素中毒死とみられる。

 残っていた携帯電話のメールの内容などから、府警は3人が20日ごろに互いに連絡を取り合って男性の部屋に集まり、自殺したとみている。室内のテーブルに男性の遺書があった。「俺(おれ)が死ぬのは、これからの世の中に悲観しているから」などと記され、借金を苦にしている記述もあったという。

 同署によると、京都市の男性と群馬県の女性は今月10日ごろ、別の男性とともに栃木県内で集団自殺をしようとしたが、怖くなった別の男性が警察に通報、同県警に保護されたという。

 それから1週間ほどして群馬県の女性が家出。24日になって両親が「娘が京都に行っているかもしれない。男性の自宅を確認してほしい」と地元の警察を通じて伏見署に連絡し、同署員が部屋を訪ねたという。

 インターネットの掲示板の一つに、20日付で「今からやります。男1人女2人僕の自宅です。今、酒を飲みながら睡眠薬を飲んでいます。一酸化炭素中毒狙いです」という書き込みがあり、同署は男性が自殺をする際に書き込んだ可能性もあるとみて、パソコンのデータの解析などを進める一方、3人が知り合った経緯や自殺の動機を調べている。

 インターネットで「心中相手」を求めたとみられる集団自殺やその未遂は、今年2月に埼玉県入間市であったのをはじめ、3月に三重、山梨、徳島で、4月には千葉、佐賀、5月も群馬県内ですでに2件あり、死者も20人を超えた。(05/25 19:39)

http://www.asahi.com/national/update/0525/007.html

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