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2003年05月24日(土) 03時31分

<弔電>ヤミ金融が脅迫 ドコモへの電報料金未払い急増毎日新聞

 NTTドコモで昨秋から、電報料の未収金が急増している。多重債務者に貸してもいない金の返済を要求する「カラ貸し」のヤミ金融業者が増え、債務者から取り上げた携帯電話で返済要求の高級弔電を送りつける影響らしい。ドコモによると未収金は全国で月額平均約2000万円に上り、累計では1億円を超えているとみられる。

 NTTの電報はドコモの携帯電話からも申し込める。「カラ貸し」業者はこの仕組みを悪用。実際に金を借り、返せなくなった人から取り上げた携帯電話で申し込んでいるらしい。請求書は通話料金などと一緒に携帯電話の契約者に届くが、滞納者が多いうえ、転居などで行方が分からないケースもあるという。

 ドコモ経由の電報料金は同社が回収を代行しており、未払い分は補てんしてNTTに支払っている。昨年秋から未収金が急増したため統計を取り始めた。未収金はカラ貸しによるものだけではなく累計は公表していないが、月平均2000万円程度になるという。NTTは対応策として、携帯電話から月6通以上の電報を受ける際は、クレジットカード払いで受け付けるようにした。

 「カラ貸し」は、ヤミ金融業者が多重債務者らのブラックリストを入手して嫌がらせの電報を送りつけ、返済を強要する手口。債権回収業者を名乗り「取り立ては少々手荒だが、ご協力願います」などの文面で、記載の携帯電話番号への連絡を要求する。電報は大半が弔電の表紙で、5000円相当の漆塗り台紙を使ったものなど高級品が多い。中には祝電もあり、弔電とは違う不気味さを演出しているらしい。 【石川淳一】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030524-00000195-mai-soci

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