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2003年05月24日(土) 00時00分

「090金融」さらに350人 顧客の金利、年率1400%富山新聞

 通称「090金融」といわれる携帯電話を使って不法な高金利で客に融資したとして、県警生活保安課などが出資法違反(高金利)の疑いで指定暴力団山口組坂林組幹部、無職源健一容疑者(26)=野々市町矢作四丁目=ら三人を逮捕した事件で、同容疑者グループが顧客としていたのは約三百五十人に上ることが、二十三日までの高岡署などの調べで分かった。同署では、さらに被害届が増えるものとみて裏付けを進めている。 源容疑者らの手口は、融資額三万円に対し、一日千円の利息五日分を天引きして二万五千円を融資し、五日後に全額を返済させる。出資法で定める上限の年率は29・2%だが、同容疑者の場合、1400%にも及んでいる。 中には返済ができず、五日ごとに利息として五千円を支払い、元金と利息合わせて総額二十万円を超えた客もいた。 同容疑者らは、高岡市内の電柱などにチラシ約百三十枚を掲示して客を勧誘し、摘発されにくくするため、発信者を特定できにくいプリペイド式携帯電話四台を使いまわしていた。 同署には今月に入って、金融に関する相談が激増している。一日に四、五件、多い日には十件を超える相談が寄せられる。年初から今月二十三日までの相談件数は、昨年の約77%に相当する百三十一件に及ぶ。 「090金融」摘発後も、高岡市内の五十代の女性は借りた覚えのない取立ての電話を、二十一日未明から三十分おきに三回受けた。相手は「息子に三十八万円貸した。指定する口座に振り込め。返さないとリンチにしてやる」といって金融機関の口座番号と自分の携帯電話番号を告げたという。女性に息子がいないことを知ると、「娘だった」と訂正するいい加減さだった。 高岡署では「安易な脅しに乗らず、すぐに相談してほしい」(生活安全課)と注意を呼び掛けている。

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20030524003.htm

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