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2003年05月22日(木) 00時00分

090金融 悪の連携 携帯交換捜査逃れ 石川と富山の摘発業者 摘発業者宅周辺の電柱に張られた090金融のポスター=石川県野々市町で 東京新聞

 富山県高岡市などで携帯電話を使った「090金融」で高金利融資していたとして、富山県警生活保安課などに出資法違反(高金利)の疑いで逮捕された石川県野々市町、暴力団幹部源健一容疑者(26)が、090金融の無届け営業で石川県警に摘発された同町の男(22)とともに、互いの携帯電話を交換しながら違法な利息を取り立てていたことが二十一日、分かった。

 調べでは、源容疑者と男は、三万円の融資に対して五日間の利息五千円を天引きし二万五千円を貸し付け、五日後に全額返済を迫るなど、手口が共通。二人は同じ県営団地に居住し、客を募るため電柱などに張ったチラシのデザインも類似していた。

 源容疑者は富山県内で「高岡ローン」や「北陸ローン」、男は石川県内で「ハートキャッシング」などと名乗っていたが、足がつくのを避けるため“商売道具”の携帯電話を交換して営業したこともあったという。

 男は昨年十一月から今年三月までに、携帯電話で借金を申し込んだ石川県小松市の男性二人に現金計七万五千円を貸し付けたとして同四月、貸金業法違反(無登録)容疑で石川県警に逮捕され、小松簡裁が五月中旬、同違反の罪で罰金二十万円の略式命令を出した。

 源容疑者は昨年四月、石川県に貸金業を個人登録。所属する広域指定暴力団山口組傘下の組も同年中に立ち上げられていた。富山県警生活保安課などは、090金融で客から取り立てた利息が、源容疑者所属の暴力団の資金源になっていた可能性が高いとみている。

 関係者によると、石川県内には090金融を中心に三十を超すヤミ金融業者が存在。摘発を逃れようと複数の商号を使い分けるなどしており、石川県警も捜査に力を入れている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ikw/20030522/lcl_____ikw_____001.shtml

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