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2003年05月21日(水) 23時21分

欠陥パソコン、業界が情報開示ルール日経新聞



 電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、販売したパソコンに故障や不良などが見つかった際の業界の対応策をまとめたガイドラインを発表した。複数メーカーのパソコンに波及する問題の場合は同協会に作業部会を設置、メーカーに情報開示を促す。同日運用を開始する。

 JEITAはまず、発火や感電などユーザーの生命や身体に危害を及ぼしたり、CPU(中央演算処理装置)などの欠陥によるデータの破壊など5つの内容を「重要障害」と定義した。各メーカーが重要障害を確認した時点でJEITAに速やかに報告。その後、原因になったのと同じ部品を使っている他社など複数メーカーでも障害が確認された場合、JEITAの共通重要障害対応専門委員会が作業部会を立ち上げる。

 同部会は障害を起こしたメーカーから聴き取りをするほか、専門家の協力を得て調査・検討し、影響の大きさなどに応じて情報開示などを働きかける。ただ、障害を起こしたメーカーのJEITAへの報告は自己申告制で、情報開示などを強制しない。  (23:09)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030521AT1D2102M21052003.html

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