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2003年05月21日(水) 19時02分
旭川赤十字病院で医療ミス、麻酔薬１０倍など患者重体（読売新聞）北海道旭川市の旭川赤十字病院で５月初旬、急性心筋こうそくの手術を受けた患者が、スタッフの二重のミスで、意識不明の重体になっている。届け出を受けた旭川中央署は、カルテのの提出を求め、業務上過失傷害の疑いで医師らから事情を聞いている。病院側によると、患者は、心臓の冠動脈を広げるカテーテル手術を受けた。担当医の循環器科副部長（５１）は、麻酔薬の静脈注射を指示したが、看護師（２８）が誤って予定量の１０倍を投与した。 患者が心肺停止状態になったため、副部長は人工呼吸用のチューブを気管に挿入しようとしたが、誤って食道に入り、約４５分間、体内に酸素が十分に行き渡らなかった。 二重のミスで、患者は自発呼吸が停止、生命維持装置を付けて治療中という。 麻酔を投与した看護師は、副部長が１００ミリ・グラムの投与を指示するのに「１００ミリ」と単位を省略したため、「１００ミリ・リットル」と誤解した。誤挿入については、挿管直後に確認した別の医師（２７）も発見できなかったという。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030521-00000412-yom-soci |