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2003年05月20日(火) 00時00分

廃棄PC問題 工事入札の元データも流出 四日市朝日新聞・

 四日市市職員が個人情報を含む職務文書を残したままパソコンを捨てていた問題で、職務文書の中に同市基幹道路推進課(現在の道路整備課)が今年度に計画している各事業の工事の詳細や予算金額を載せた資料が含まれていたことが分かった。工事入札の元になるデータもあり、同市道路整備課は「非公開の文書で、外部に出てはいけない資料。今後は管理を徹底したい」と話している。

 文書は、「平成15年度予算要望資料」など。今年度計画している市道赤堀山城線(海蔵工区)▽同(堀木橋)▽阿倉川西富田線(阿倉川工区)▽堀木日永線▽千歳町小生線の5事業について、工事の距離や工法など工事概要、工事費、用地取得や補償の費用などが記載されている。

 また、市土地開発公社が先行取得した市道千歳町小生線用地の買い戻しについて、「地価が下落傾向(年間10%以上の可能性あり)にあり、買い戻しを先送りすると市の負担が大きくなるので、平成15年度に買い戻す」と書かれており、その際、公社の先行取得用地の買い戻しに市単独で1億2250万円の負担が必要と指摘している。

 市道路整備課によると、今年度の事業計画の全体像や公社用地の買い戻し予定については、今年度予算や公社健全化計画の中で公表しているという。しかし、個々の事業の詳細や工事費などについては「今後実施する入札の元になる資料で、基本的に外部に漏れてはいけない非公開文書」と説明している。

 入札の公平性に影響を与えかねない情報が含まれていたことに、同課は「情報の管理やパソコンの扱いを、より一層、厳密にするよう指導と教育をしていく」と話している。

 今回の問題では、職員が廃棄したパソコンに、道路事業用地の地権者名や買収費、補償費などの個人情報が残っていたことが分かっている。
(5/20)

http://mytown.asahi.com/mie/news02.asp?kiji=4521

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