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2003年05月20日(火) 21時35分

東京簡裁の名かたる電報 多重債務者にうその通知共同通信

 東京簡裁の名をかたり「債権を強制回収する」などと書いたうその電報が、京都府内に住む多重債務者の女性に送り付けられていたことが20日、分かった。
 多重債務者をだまして現金を振り込ませる手口とみられ、女性の弁護士は「裁判所の権威を利用した悪質な手口だ」と話している。
 電報は2通で、今月14日に「こちらは東京簡易裁判所です。債権がすべて譲渡されました」と書かれた1通目が届き、翌日、譲渡・連絡先として東京都内の債権調査組合の名前と携帯電話番号を記載した2通目が届いた。連絡がない場合、裁判所に許可を得て強制回収に入るとあった。
 東京地裁によると、東京簡裁の名をかたった同様の電報に対する問い合わせが先週半ばから数件寄せられているという。
 連絡先の組合は「12年前から複数の金融業者の依頼を受けて債権回収をしているが、裁判所の名前が使われた電報については知らない」と話している。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030520-00000233-kyodo-soci

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