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2003年05月16日(金) 00時00分

急増 ヤミ金融被害/県消費者センターバスの車内に登場した広告朝日新聞・

苦情 1年で5倍に
 
 長引く景気低迷が反映しているのか、悪質なヤミ金融業者による被害が増え、詐欺まがいの手口も目に付くようになってきた。県消費者センターに寄せられた相談や対策を紹介する。今月は消費者月間。

 バスの車内広告で啓発

 「ヤミ金融にご用心!」
 県内の路線バスで、こう書かれた車内広告が見られるようになった。ヤミ金融に対する苦情が急増しているのを受け、同センターが広く注意喚起しようと企画した。同センターが啓発活動に車内広告を利
用するのは初めて。

 不当に高い金利を要求したり、融資の申し込みがないのに勝手に口座に金を振り込んだりするヤミ金融に対する同センターへの苦情は、01年度の139件から02年度には695件へと5倍に増加。また、県内の自己破産件数(松江地裁のまとめ)も、00年581件、01年633件、02年1047件と増えている。

 これまで、同センターは公民館などで開く高齢者向けの講座(02年度約40回)や、高校生ら若年層の講座(同約30回)を中心に消費者問題について啓発してきた。だが、講座に集まる人数や年代層が限られるため、効果は十分と言えず、消費者月間に合わせ、バスの車内広告を利用することにした。

 広告は縦約36センチ、横約51センチで約200枚を作製。ヤミ金融の利用者が「利息」と書かれた大きな袋を引きずっている姿を描き、利用しないように呼びかけている。広告は、松江市営バス約40台、一畑バス約70台、石見交通約60台の車内に一枚ずつ、今月末まで掲示する。

 同センターの担当者は「ヤミ金融の手口は非常に悪質化している。広告で少しでも多くの人に知ってもらい、被害を少なくしたい」と期待している。
(5/16)

http://mytown.asahi.com/shimane/news01.asp?kiji=2917

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