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2003年05月15日(木) 06時34分

「白装束」一斉捜索、出納簿など400点押収読売新聞

 「パナウェーブ研究所」をめぐる自動車虚偽登録事件で、警視庁公安部は14日、団体の機関誌を発行する関連出版社「エルアール出版」(東京都渋谷区)から、出納簿や一部会員名簿を押収した。公安部では、同社が団体資金を一括管理していたとみて、資料の分析を進め、今後、団体幹部からも事情を聞く。

 公安部などは同日、団体関係者が、団体使用のワゴン車3台について実際の使用者とは違う人物を虚偽登録したとして、電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で、福井、山梨、東京など5都県の施設や関連会社など12か所と福井市内のキャラバンの車22台を捜索、パソコンや書類など約400点を押収した。

 このうち、東京都渋谷区道玄坂にある「エルアール出版」の事務所から、パナウェーブと上部組織とみられる「千乃正法グループ」などの資金の流れを示す出納簿や会員名簿などが押収された。出納簿には、信者らが1人あたり200—400万円の寄付をしていたことも記されていた。また、会員名簿には少なくとも数百人の名前が書かれていた。

 この出版社は、団体ナンバー2を名乗る新潟県内の男性が社長を務めている。事務所はマンションの一室で、虚偽登録の対象となった3台のワゴン車の購入資金を提供したとされる関連団体「日本正法基宇協会」の所在地にもなっていた。

 一方、公安部は福井市内で、千乃裕子代表(69)の乗っていたワゴン車も捜索したが、その際、千乃代表は「病気が悪くなる」などとして、捜査員2人に白装束となるよう求めた。捜査員は混乱を避けるため白い布を羽織ると、代表は捜査員の簡単な質問にも応じたという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030515-00000401-yom-soci

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