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2003年05月15日(木) 18時54分
仙台の通販会社に業務改善を指示−−不実告知などで東北経済産業局 ／宮城（毎日新聞）ほとんど収入が得られないのに「月４万円以上の収入は確実」などと強調して勧誘し、自社のチラシを配る特約店委託契約を結んだのは特定商取引法違反（不実告知など）に当たるとして、東北経済産業局は１４日、仙台市青葉区の通販会社「通販倶楽部」（市沢恵治社長）に業務改善を指示したと発表した。同局によると、同社は、通信販売の商品を掲載したチラシなどを配る人を電話などで勧誘。チラシなどを購入したうえで配布し、そのチラシを受け取った人から注文があれば、売り上げの１５〜３０％を支払うという契約を持ちかけた。その際、「配布したチラシの２・５％は商品の注文がある」「絶対収入が上回る」などと事実と違う説明をしていたという。契約金は、チラシ代（１万６０００枚分）を含め１人当たり４４万１０００円。 昨年１〜９月に契約した人は全国で約７００人に上るが、そのうち９割が収入ゼロ。収入１万円を超えたのはわずか３人だった。【野原大輔】（毎日新聞） |