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2003年05月15日(木) 03時02分
白ずくめ集団、名義貸し男性に６００万円 車購入代金か（朝日新聞）他人名義で自動車登録したとして、白ずくめの団体「パナウェーブ研究所」の関連施設が警視庁などの家宅捜索を受けた事件で、登録の際に名義を貸したとされる岡山県の男性（５５）に、関連組織から約６００万円が支払われていたことが分かった。口座に振り込まれた前後から男性は車を購入しており、警視庁公安部は、最初から団体で使用する目的で資金を提供したとみて調べている。 調べによると、捜索容疑の対象となった車３台は９８年６月から９月にかけ、使用者をこの男性名義にして岡山運輸支局（旧陸運支局）で登録された。３台とも、この男性が各約２００万円で岡山県内の自動車販売会社から購入しており、うち１台は現金一括、２台は月賦払いだった。 男性の預金口座には、「日本正法（しょうほう）基宇（きう）協会」という名義で振り込まれていた。振り込みの時期と金額は、男性が自動車販売会社に払い込んだ時期、金額とほぼ一致するという。 基宇協会は、１４日に捜索を受けた団体の関連出版会社「エルアール出版」（東京都渋谷区）と同じ場所にある。活動内容などの実態は不明で、公安部は押収した資料を元に調べる。 ◇ 警視庁など５都県警は１４日、団体の関連１２施設と車２２台を捜索し、名簿、通帳、パソコンなど約４００点と車２台を押収した。銃剣類や毒劇物など危険性を示す物はなかったという。 (05/15 03:01) |