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2003年05月14日(水) 01時06分
白ずくめ団体 家宅捜索へ、名義偽り自動車登録容疑（朝日新聞）「パナウェーブ研究所」を名乗る白ずくめの団体について、警視庁と福井、山梨県警などは１４日、別人名義で自動車登録をしたとする電磁的公正証書原本不実記録の疑いで、東京都、福井市、山梨県大泉村、岡山県、福岡県にある団体の関連施設十数カ所や団体の使っている車を家宅捜索する。警視庁公安部などは、関係資料を押収し、団体の実態解明を目指す。 調べでは、同団体は実質的に使っている車３台について、陸運支局に対し、同団体と関係のない岡山県の男性の名義で自動車登録をした疑いがもたれている。うち１台は今月初め、東京都調布市内の月決め駐車場で見つかった。内装が白ずくめで、渦巻き状のステッカーが張られた跡があった。残る２台は岐阜、長野、山梨の３県を移動した「キャラバン」に所属し、現在は福井市の拠点施設にあるという。 岡山県の男性は朝日新聞社の取材に対し、「車を買ったときに知人に頼まれて名義を貸した。何に使うか知らなかった。自分はパナウェーブ研究所とは関係ないし、知人が関係あるかどうかも知らない」と話した。 東京都渋谷区には関連の出版社、福井市には拠点施設、山梨県大泉村には出版社代表の所有するドーム施設などがある。 警察当局はこれまで、９７年９月に岡山県内で車や障害物で町道をふさいだとして、キャラバンの責任者を往来妨害容疑で逮捕（罰金２０万円）、１１人を書類送検（起訴猶予）するなど、３回強制捜査をしている。 (05/14 01:05) |