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2003年05月14日(水) 23時09分

曽我さん「朝日記者が無断で夫の住所記事化」と抗議文読売新聞

 拉致被害者の曽我ひとみさん(43)(新潟県真野町)は14日、「朝日新聞記者が、町役場のファイルを無断で盗み見て、了解を得ずに夫の住所を記事化した」として、謝罪を求める抗議文を内閣官房を通じて朝日新聞社社長に送った。

 問題となったのは、13日付け同紙夕刊社会面(東京本社最終版)の「曽我さんに夫から手紙」という記事。夫のチャールズ・ジェンキンス氏(63)から、町役場を経由して曽我さんへ手紙が届いたことを紹介する内容で、平壌市内の集合住宅の所在地や部屋番号が記されていた。

 曽我さんは抗議文で、「今後、私からの手紙が届かなくなったり、不利益が生じたりした場合、どう責任を取るのか」と批判。さらに、「納得いく回答と謝罪があるまで、朝日新聞記者が共同会見に参加することを拒否する」とした。

 抗議文を公表した内閣官房の拉致被害者・家族支援室の小熊博室長は「曽我さんはかなりショックを受けていた。『本人が発言した方が真意が伝わる』と勧めたが、『皆さんの前に出る気になれない』と言われた」と話した。

 一方、真野町役場によると、朝日新聞の佐渡通信局の記者(47)が13日朝、取材に訪れた際、担当者の机の上にはジェンキンスさんの手紙のコピーが置いてあった。職員が席を外し、室内に記者が1人だけとなる時間もあったといい、同町は「この間に、住所をメモしたのではないか」と説明している。

 朝日新聞広報部は「盗み見た」と指摘されたことについては、「取材源の秘匿にかかわる問題なので、厳正に調査する」とする一方で、「了解を得ずに、差出人の現住所などを記述したことは配慮が足りなかった。ご心労をおかけしたことを申し訳なく思っている」と謝罪している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030514-00000513-yom-soci

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