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2003年05月14日(水) 00時00分
ココ山岡元社長に再び実刑−東京高裁ダイヤ買戻し商法で詐欺（ZAKZAK）「ココ山岡宝飾店」（横浜市、１９９７年破産）のダイヤ買い戻し商法をめぐり、詐欺と商法の特別背任の罪に問われた元社長森下展男被告（５０）の控訴審判決で、東京高裁は１４日、懲役２年とした一審横浜地裁判決を破棄、懲役１年６月の実刑を言い渡した。原田国男裁判長は「被告に経営の実権はなく、特別背任の刑事責任はほかの被告より相当軽い」と減刑の理由を述べた。 特別背任の共犯に問われた関連会社の社長原義邦被告（５９）については、一審の懲役３年の量刑を支持した。 森下被告は詐欺について「経営悪化は予測できず、顧客をだます意図はなかった」と主張したが、原田裁判長は「社長就任時には近い将来の倒産を予測できた」と退けた。 判決によると、森下被告は元副会長（６６）＝実刑判決確定＝と共謀し９６年、ココ山岡の経営悪化を隠し、５年後の買い戻しを保証して顧客８９人にダイヤを販売、信販会社が立て替えた計約１億３０００万円をだまし取った。 また原被告と共謀、関連会社との取引でココ山岡に７億円余の損害を与えた。 ZAKZAK 2003/05/14 |