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2003年05月14日(水) 00時00分
「出産時ミスで脳障害」女児と両親が提訴（朝日新聞・）藤枝市立総合病院（同市駿河台４丁目）で９８年８月、女児が仮死状態で生まれて脳に障害が残ったのは医師が分娩（ぶんべん）方法について十分な説明をせず、危険回避を怠ったためだなどとして、同市の女児（４）とその両親が市を相手取り、約１億２４００万円の損害賠償を求める訴訟を、１３日までに静岡地裁に起こした。訴えによると、女児の母親（３７）は妊娠時の定期検診で骨盤位の固定（逆子）と診断され、９８年８月１０日に同病院に入院。破水を恐れて医師に帝王切開を申し出たが、「普通分娩でも大丈夫」などと言って拒否された。同月１２日、母親は破水し、胎児の生命に危険を及ぼす「臍帯（さいたい）脱出」を起こしたため、急きょ帝王切開手術を行ったが、女児は仮死状態で生まれた。その後、女児は１カ月間集中治療を受けたが、分娩時の低酸素状態が原因で脳性マヒの後遺症が残ったとされる。 同病院は「訴状の内容を検討中でコメントできないが、誠意を持って対応したい。裁判の中で病院側の主張を述べていきたい」としている。 |
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