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2003年05月14日(水) 12時39分
新潮社側、争う構え 青森知事の「不倫」報道訴訟（朝日新聞）青森県の木村守男知事が、週刊新潮に「『セクハラ不倫』騒動」と報じられ、名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社と田名部匡省参院議員（青森選挙区）を相手取って計５０００万円の損害賠償などを求めた訴訟の第１回口頭弁論が１４日、東京地裁（坂井満裁判長）で開かれた。被告側は、いずれも全面的に争う構えを見せた。 知事側は「週刊新潮の記事は、不必要なわいせつ表現を多用し、多くの点で事実と異なっている。田名部氏は、１月の知事選で（木村氏を）落選させることができると考え、新潮社に掲載を依頼した」と主張している。 新潮社側は「記事は現職の知事に関するもので内容は真実。名誉棄損による不法行為は成立しない。田名部氏らから掲載を依頼されたことはない」、田名部氏側は「女性から相談は受けたが、記事掲載について何の責任もない」と反論した。 田名部氏は口頭弁論後、記者会見し、「訴え自体にあきれている。８年前の知事選で吹雪の中で一緒に演説したのは何だったのか。（訴えられたことは）大変遺憾」と述べた。また代理人の弁護士は「新潮社の相被告になっているが、田名部氏の名誉を守る裁判だと認識している」と語った。(05/14 12:24) |