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2003年05月13日(火) 21時36分
フグ養殖・ホルマリン使用問題 再発防止へ週内にも対策協議機関設置−−県 ／香川（毎日新聞）高松市内のトラフグ養殖業者が、発がん性が指摘される劇物のホルマリンを寄生虫駆除のため使用していた問題で、県は１２日、養殖業者や消費者、行政などでつくる対策協議機関を今週中にも設置し、再発防止に努める方針を明らかにした。また、県内でホルマリンを販売している１４業者に聞き取り調査し、流通ルートを確認している。県水産課によると、対策協議機関では、生産履歴の確認などを行い、食品の安全性確保などを徹底するという。また、漁業関係者や学識経験者でつくる「香川海区漁業調整委員会」を近く開き、同委員会名でホルマリン使用の禁止を指示し、違反者には罰則を科せるようにする方針。 一方、問題となった高松市内の養殖業者が生産した約３０００匹のトラフグは、昨年９月から今年３月に、高松市内の魚市場に出荷されていたことも分かった。県は残っているトラフグや養殖場の海水を検査し、残存するホルマリンの量などを調べている。 【井沢真】（毎日新聞） |