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2003年05月09日(金) 22時28分

<フグ養殖>4県で寄生虫駆除にホルマリン使用 水産庁公表毎日新聞

 水産庁は9日、長崎と熊本、香川、大分の4県のトラフグ養殖業者が01〜03年に、発がん性が指摘されるホルマリンを寄生虫駆除の目的で使用していたとの全国調査結果を公表した。3年間で計365万4000匹が出荷され、全国の料理店や高級食材店で消費されたとみられるが、出荷停止のトラフグへの残留検査で、人体への影響が懸念される量は今のところ検出されていないという。

 また、水産庁はこの日トラフグ養殖を手掛けている20県の担当者を集め、使用禁止の徹底などを指示した。

 4県の使用実態は、長崎県=151業者中95業者が計1021キロリットルを使用し、166万匹が出荷停止中▽熊本県=69業者中2業者が計620リットルを使用し、4万匹が出荷停止中▽香川県=40業者中1業者が計45リットルを使用し、3000〜4000匹が出荷停止中▽大分県=24業者中1業者。詳細は調査中——となっている。

 フグ養殖でのホルマリン使用は先月22日、長崎県の調査で発覚した。これを受けて水産庁は先月24日に対策本部を設置し、全国調査していた。

【ことば】

 ホルマリン 無色透明で刺激臭があり、多量に誤飲した場合は中枢神経の抑制や呼吸障害、腎障害などの急性毒性があるほか、発がん性が指摘されている。フグ養殖ではエラの寄生虫を駆除する目的で使用されていた。食品となった場合の残留性は解明されていない。【上田宏明】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030510-00000030-mai-soci

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