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2003年05月09日(金) 00時00分

霊能者・宜保愛子さんが胃がんで死去近親者だけで、静かに葬儀営まれるZAKZAK


宜保愛子さん 霊能者で知られる宜保愛子さんが6日午前10時28分、胃がんのため入院先の病院で死去していたことが9日、分かった。71歳だった。宜保さんの家族がフジテレビにFAXで伝えたもので、葬儀は故人の遺言により、すでに近親者だけで営まれたという。

 宜保さんの家族が同局に寄せたFAXには「限りなくひっそりと静かに旅立ちたいという故人の遺言により、密葬に致しました」と綴られ、「家族の悲しみが深いのと、何より本人の望みをご理解頂き、マスコミ各社のみな様には静かにそっとしていただきたいことを心からお願い申し上げます。宜保愛子の子供より」と記されていた。

 今年1月、『宜保愛子の霊がよろこぶ法事・仏壇・お墓の供養』(日東書院)を編集したプロダクションの担当者は「今年に入って、次の仕事をしましょうという話になったが、その後、『体調が悪いので休みます』ということだった。腰が悪いといっていたが、入院していたことは知らなかった」と話す。

 宜保さん自身が死をテーマに扱っていたこともあり、「私が死んでも大騒ぎしないでね。私は静かにこの世とバイバイする」「私はいつ死んでもいい」「できれば葬式もやりたくない」などと話していたという。

 宜保さんは昭和7年1月、神奈川県横浜市生まれ。6歳のころから霊能力が芽生え、霊視にすぐれているとされた。また、東南アジア、ヨーロッパの霊能者とも親交があり、日本だけでなく世界を舞台に活躍した。

 61年、テレビ出演を契機に、人気が爆発。講演会が殺到するようになった。平成5年には、霊視の真偽をめぐって論争が起こり、文化人や女性誌から集中攻撃を受けたこともある。以後は講演会などを中心に活動を続けていた。

 著書も『宜保愛子の死後の世界』『宜保愛子の霊視の世界』『先祖霊の祀り方』『不思議体験集』など多数ある。

×  ×  ×

 宜保さんは自身のホームページで、「6歳の時、小学校にあがるちょっと前、自分の霊能力を自覚した」とし、自身の運命にも「霊が教えてくれることはたくさんある」と明かしていた。

 ただ、競馬や宝くじの予想には「霊能力でできる」としながらも、「賭け事に霊能力を使ってはいけないなというのもよく分かっている。賭け事を聞くために霊を呼び出すというのはとても失礼」などとしていた。

 天変地異なども「霊視して人を騒がせたり混乱させてはいけない気持ちが働くので、自分の心の中だけにとどめようと努力しています」との見解を明かしていた。

ZAKZAK 2003/05/09

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/1t2003050906.html

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