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2003年05月08日(木) 14時57分

窃盗団の目印?首都圏など集合住宅の表札に謎の記号読売新聞

 首都圏や大阪などのマンションの表札に、アルファベットや数字などが書き込まれ、住民の間に不安が広がっている。記号が何を意味するのか、誰が書いたのか全くわからない。しかし、空き巣の被害に遭ったマンションで表札に記入された記号が確認され、警察当局も「窃盗団が留守宅の目印に書き込んだ可能性もある」と情報収集に乗り出した。

 「4月下旬に盗難に遭い、初めて気づいた。以前は青いシールもはられていた」

 千葉県市川市内の3階建てアパート。1人暮らしの女性会社員(24)の部屋の表札には、右隅に黒いフェルトペンでアルファベット1文字が書き込まれていた。

 文字の意味に心当たりはなく、いつごろ書かれたかもわからない。だが、女性宅は先月下旬、空き巣に入られ、貴金属や時計など約100万円相当が盗まれた。

 このアパートでは、13室のうち、計10室の表札にアルファベットと数字、記号を組み合わせた書き込みがあった。複数の部屋が、同じ時期に空き巣の被害に遭っていた。

 市川市内では、1月下旬から今月上旬にかけ、マンションやアパート計10棟の167室に、似たような書き込みがされ、管理組合などから警察への相談が相次いだ。

 千葉県警捜査3課は「窃盗団の何らかの暗号か、悪質ないたずら」とみて、実態把握に乗り出している。

 東京都港区の11階建てマンションでも、63戸のうち5—10階の11戸で、表札の隅にアルファベットの文字が書き込まれていた。11戸に共通点はなく、記号の意味は不明だ。

 上層階では今年3月、ドアにドリルで穴を開け、針金を通して鍵を開ける「サムターン回し」による空き巣が8件起きていた。

 警視庁の調べでは、狙われたのは書き込みのない部屋ばかり。部屋の住民は「空き巣のサインだとすれば、『入るな』という意味かもしれないし、消すかどうか迷っている」と話す。

 一方、大阪市内のマンションでも、2月以降、表札に直径1センチほどの赤や銀などのシールが相次いではられている。

 一部のマンション管理組合は「窃盗犯が呼び鈴を鳴らし、留守宅にはっているので注意を」というチラシを配布。窃盗事件との関連は確認されていないものの、大阪府警はシールをはる人物を目撃した場合には通報するよう呼びかけている。

 表札に記号を書き込まれた都内在住の女性(25)は「訪問販売なら追い返せるが、窃盗団に狙われているとすれば、怖くて夜も眠れない」と話した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030508-00000309-yom-soci

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