悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年05月07日(水) 22時06分

適正表示徹底を呼びかけ 京都府茶協 産地偽装問題で京都新聞

 京都府京田辺市の茶問屋が4月下旬から鹿児島産の茶葉を宇治茶として京阪神のスーパーに出荷していた問題が分かり、京都府内の茶問屋などでつくる府茶協同組合(宇治市、杉本貞雄理事長)は7日までに、産地の適正表示の徹底を求める文書を組合員152社に郵送した。組合は「宇治茶が消費者に疑いの目で見られることのないよう再度徹底したい」としている。

 この茶問屋によると、4月25日から5月1日の間、鹿児島産のせん茶を宇治産の新茶と偽り、約8000袋(一袋40グラム入り)を、京阪神のスーパー約80店に出荷したという。一部スーパーに客から問い合わせがあり、問題が発覚した。

 茶の産地表示については、牛肉偽装事件をきっかけにして、業界内で自主基準を設定。府内では「宇治茶と呼ぶのは、府内産50%以上、ブレンドは滋賀、奈良、三重の隣接3県の茶葉に限る」との自主ルールを4月から試験的に始めていた。

 自主基準について、茶問屋は「ルールは知っていたが、府内産茶の入手できる見通しが狂い、他産地の茶葉を出荷してしまった」と釈明した。

 茶協同組合は、「適正表示の順守について」とのタイトルで「組合員のみなさんも、今後、このようなことがないよう、商道徳を守り、適正表示を徹底してほしい」との通達を6日に出した。

 平岡一平常務理事は「今後の対応策は、5月中旬に開く役員会で考えたい」と話している。

(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030507-00000062-kyt-kin

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ