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2003年05月07日(水) 09時53分
米でブロードバンドの価格戦争勃発？（ZDNet）米国でDSLの低価格化が進めば、高速インターネット接続市場で優位にあるケーブルTV業界は深刻な影響を受けるかもしれないと、金融アナリストが指摘している。地域電話会社VerizonがDSLの月額料金を30％引き下げて34.95ドルにすることを計画しているとの報告書がこのほど公表され、ブロードバンドの価格戦争に関する憶測に火がついている。これが引き金となってケーブルTVのブロードバンド料金が月額10−15ドル値下げされれば、VerizonのDSLは高いものにつく可能性もある。 しかし、ケーブルTVに押されてブロードバンド市場への進出で苦戦しているVerizonにとって、これがDSL加入者増加の一助となるかもしれない。 Merrill Lynchのアナリストは調査報告書で「Verizonの狙いはケーブルに対抗してシェアを伸ばすことだけでなく、（一般的に）ダイヤルアップ顧客の高速接続への移行を促進させることにあるようだ」と指摘。また、Prudential Financialのアナリストは「ブロードバンドの価格競争が全体的に加速しているのは明らか」と記している。（ZDNet） |