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2003年05月06日(火) 14時35分

シイタケ偽装表示 菊商事元社長ら逮捕 容疑で福岡県警 恒常的に販売「悪質」西日本新聞

 福岡県産米「夢つくし」の偽装表示米を県庁食堂に納入した食品卸会社「菊商事」(福岡市博多区)による味付きシイタケの賞味期限偽装事件で、福岡県警生活経済課と博多署は六日、賞味期限などが記された商品の表示ラベルを張り替えて販売したとして、不正競争防止法違反(偽装表示)容疑で、元同社社長、秋山直多勇(ただお)(48)=同県志免町南里=と、元同社営業主任、秋山良秀(33)=同=の両容疑者を逮捕した。二人は容疑を認めており、二人の指示を受けてラベル偽造にかかわったとされる元社員(44)を同容疑で書類送検する方針。

 県警は同県須恵町の米穀卸売業「内田米穀」による夢つくしの偽装表示事件に絡んで、今年三月に菊商事を家宅捜索。その際の従業員の聴取などから、同社がシイタケのラベルを張り替えた疑惑が浮上し、調べていた。

 調べでは、二人は今年二月二十一日で賞味期限の切れた「真空パック入り味付シイタケ」(一パック五百グラム)八十五パックについて、賞味期限表示を三月三十日と四月十五日のラベルに張り替え、このうち計七十パックを福岡市博多区の弁当製造販売会社など二社に販売した疑い。

 県警によると、同社はシイタケとは別に、昨年四月から今年二月までの間、からあげやかまぼこなど十七品目約五千三百点の食品を賞味期限切れで販売。県警は同社が賞味期限切れ直前の「投げもん」と呼ばれる商品を通常よりも安価で仕入れ、期限切れ後に弁当販売会社などに対して正規料金で販売、差益を稼いでいたとみている。

 県警は、同社が営業方針として恒常的に期限切れの食品を販売しており、悪質と判断、逮捕に踏み切った。

 菊商事は四月七日に福岡地裁から自己破産の決定を受け、倒産した。

     ◇

ワードBOX=食品偽装事件

 福岡県産米「夢つくし100%」と表示した袋に別品種のコメを混ぜて福岡県庁の食堂に納入したとして、県警は3月12日、不正競争防止法違反(偽装表示)容疑で同県須恵町の米穀卸売会社を摘発。関連先として、夢つくしを仲介販売していた菊商事(福岡市博多区)を家宅捜索した際、シイタケの賞味期限偽装容疑が発覚した。その後の博多保健所の立ち入り検査で、シイタケのほか4食品の賞味期限偽装や、少なくとも19品目についてラベルを張らないまま販売していたことが分かった。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030506-00000075-nnp-kyu

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