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2003年05月06日(火) 09時18分

携帯ウイルス? 米で加入者が被害報告ZDNet

 米携帯大手AT&T Wirelessの加入者から、迷惑メールのように見えるテキストメッセージによって携帯電話が損傷したとの報告が寄せられている。

 報告を寄せた加入者はいずれも「Siemens S46」の携帯電話を所有しており、ここ数日内に問題の電子メールを受け取ったとしている。

 このメールは「Need Help With International Dialing」で始まっており、メールを開かなくても、携帯電話のアドレス帳と電子メール機能を抹消してしまう。これは内部に隠された悪質なソフトが原因かもしれないとの指摘もある。

 Siemensの担当者は5月2日、これが攻撃によるものなのか、携帯電話に組み込まれたソフトの問題によるものなのかはまだ分からないと語った。Siemensの携帯電話をめぐっては欧州のみで販売されていた2モデルで3月、悪質なものと見られる電子メールが原因で機能停止する問題が起きているが、S46は一部このモデルと同じSiemensソフトが搭載されている。

 加入者によると、AT&T Wirelessは10ドルプラス送料と手数料で携帯電話の交換を行っている。この電話のリベート後の価格は50ドル。AT&T Wirelessの担当者はこの状況を確認しておらず、コメントは得られなかった。

 あるAT&T Wirelessの加入者が匿名を条件に語ったところでは、問題のショートテキストメッセージは4月30日に届き、スパムだと思ってこれを削除。しかしその後、アドレスと電話番号を保存していた場所に見慣れないデータがあるのに気づいた。これも削除しようとしたところ、携帯電話のアドレス帳が損傷したとのメッセージが表示されたという。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030506-00000028-zdn-sci

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