2003年05月06日(火) 00時00分
千乃裕子氏、「私は４、５日で死にます」フジテレビが単独会見（ZAKZAK）
千乃裕子代表 「私は４、５日で死にますが、大事なのはタマちゃん」−。白装束集団「パナウェーブ研究所」が看病している“宗教団体”「千乃（ちの）正法（しょうほう）」代表の千乃裕子氏（６９）と称する女性は６日午前、長野県開田町でフジテレビと単独会見し、自らを「末期がん」と告白しながら、重症患者とは思えない激しい元気な口調で荒唐無稽な持論を展開した。女性が千乃氏なら、一連の騒動以来、同氏が初めてマスコミの前に姿を見せたことになる。 集団の車十数台は５日夜、岐阜県清見村を出た後、時速２０キロで飛騨地方を走行。６日未明、長野県入りし、同午前６時過ぎ、「車が故障した」と開田村に駐車した。 同午前８時半ごろ、集団は「タマちゃんのことで、フジテレビの女性アアナウンサーと話がしたい」と同局に要請。 なぜ、集団が同局を指名したか不明だが、同局の男性アナとカメラマンは白衣を着せられ、千乃氏を名乗る女性と白いワゴン車内で面会した。男性アナらは腕時計以外の貴金属をすべて外し、カメラやマイクも白い布で包み、約３０分間、インタビューしたという。
パトカーに先導される白装束団体の車列 同局によると、女性は元気な様子で、極めて饒舌に「埼玉に獣医がいるので、そこでタマちゃんを保護して」「釣り針をはずしてほしい」と直訴。白でなく水色のセーターに紺色のパンツ姿で、年齢は年相応に見えたという。男性アナが「元気そうですね」と話しかけると、女性は「天上界からエネルギーをもらっているので元気。でも、あと４、５日で死にます」と話したという。
千乃氏は、これまでもタマちゃんを気にかけ、５日、メンバーは千乃氏が「保護するべき」とする直筆メモを発表し、横浜市で捕獲騒動を起こした団体「タマちゃんのことを想（おも）う会」との関係を示唆した。 集団は同午前１０時半、開田村の国道脇から動き始め、午後１時半には、塩尻市内の国道２０号の路肩に車を止め、再び白い布で覆い始めた。行く先について、女性は「山梨県大泉村に向かう」と明言。集団は今後、タマちゃん保護用のプールを備えたドーム型の関連施設がある大泉村に向かうとみられる。 だが、集団幹部は大泉村に対し「村は電磁波が多く、集団が来ることはない」と説明。６日も、この幹部は「会長は大泉村には行かないと話している」と伝えてきた。村役場では午前の議会後、集団が村に来た場合の対応を村幹部が協議を進めるなど戦々恐々だ。 ◆フジテレビとの一問一答 フジテレビと千乃氏を名乗る女性との一問一答は次の通り。 「顔を映されては困ります」 −−どんな話か 「私の病気のことは関係がないです。あと、４、５日しか持たない。末期がんで重症ですから。ただタマちゃんのことで、神奈川県であり、埼玉県であり、何にもエサがないんです。実は、タマちゃんにエサをやってんです、毎日」 −−タマちゃんをご心配する気持ちは分かったが、皆が心配しているのは千乃さんの病状 「病気はもうよろしい。４、５日したら死にますから、どうでもいい。タマちゃんは緊急ですから。私たちが投げた貝があると思いますが…」 −−千乃さんがテレビを見ているという話を聞いたが 「テレビを見ることなんかできません」 −−なぜ 「それはですね。あの、マルカ（過激派）の攻撃がひどく、強制失禁、失禁強要されるんです。結果、腎臓がんが転移し、こう頭がんから、最後は脳溢血になっちゃったんです」 −−車の移動は疲れないのか 「外へ出たらマルカの攻撃にあって、１週間で死にます」 −−末期がんで、体の節々が痛くなったりは 「いや、天上界のエネルギーがありますから。薬を公開すると、１００錠も飲んでいるからでもありますが、買えなくなる場合もあるわけです。今、新聞でめちゃくちゃに誤報され、まるで私が悪人みたいに言われてるでしょう」 −−一般の人が困っている 「それは分かってますけど、今向かう山梨県の方のドーム型の家なら、そういうことも（定住？）可能であろうか」 −−今、皆さんは山梨県のドームへ 「向かってます。とにかくマルカのせいで、過激派のせいで、一カ所に住めない」 ZAKZAK 2003/05/06
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/2t2003050601.html
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