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2003年05月03日(土) 06時43分
貸金業の審査強化 悪質業者の排除狙う 熊本県（熊本日日新聞）県は一日から、県内で営業する貸金業者の登録審査を強化した。客を信用させる目的で登録する悪質な貸金業者を排除する狙い。金融庁が三月、都道府県に審査強化を要請したのを受けた。新規登録する業者や三年ごとの登録更新をする業者などが対象。運転免許証やパスポートなどのコピーを添付させ、登録申請者の本人確認を徹底するほか、営業所の外観写真、室内見取り図、登記簿謄本か賃貸借契約書などの提出も求める。 これまでは商号や法人名、営業所の所在地などを記載した登録申請書を提出するだけで済んだ。このため違法な高金利で貸し付けたりする悪質な未登録業者が、信用があるよう装うため登録するケースが増えているという指摘があった。 県経営金融課が二〇〇二（平成十四）年度に受け付けた苦情・相談は四百二十九件。前年度の約一・七倍に増えた。未登録のヤミ金融に関する相談が全体の四分の一を占め、登録業者については違法な取り立てに関する苦情・相談が目立った。 同課は「登録審査の強化で、法令を守って適正に営業する業者の信用を高め、借り手保護につなげたい」と話している。 http://kumanichi.com/news/local/main/200305/20030503000047.htm |