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2003年05月02日(金) 07時05分

丸紅畜産鶏肉偽装 元札幌出張所長起訴事実認める 仙台地裁河北新報

 丸紅畜産(本社東京都)の鶏肉偽装事件で、不正競争防止法違反の罪に問われた元同社札幌出張所長平岡一馬被告(49)=札幌市西区=と、食肉処理加工業「住田フーズ」(岩手県住田町)の元業務部長高橋義和被告(47)=住田町世田米=の初公判が1日、仙台地裁であり、両被告と法人としての丸紅畜産は起訴事実を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「住田フーズが2001年12月から全農チキンフーズと取引することになり、丸紅畜産への出荷量が減って利益を失うことを恐れた平岡被告が、ブラジル産鶏肉を国産と偽って販売することを思いついた」と指摘。高橋被告は実質的な親会社だった丸紅畜産からの依頼だとして了承、部下に詰め替えを指示したと述べた。

 起訴状によると、平岡被告らは共謀し、01年12月から02年1月にかけて、住田フーズでブラジル産の鶏肉約7.5トンを「岩手・住田産」などと印刷されたビニール袋に詰め替え、原産地を偽って取引先に納品した。
[河北新報 2003年05月02日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030502-00000004-khk-toh

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